AI、人間超えた説 OpenAIの従業員が「AGIを達成した」との見方示す

新モデル「o1」が高性能を発揮

2024年12月9日配信

OpenAIの技術スタッフであるVahid Kazemi氏が、同社が目指す**汎用人工知能(AGI)**を既に達成した可能性があると発言し、話題を呼んでいます。

Kazemi氏は12月7日、自身のX(旧Twitter)アカウントで、OpenAIが12月5日に公開した最新AIモデル「o1」について触れ、「すべてのタスクで人間を超えるわけではないが、多くのタスクでほとんどの人間より優れている」と主張しました。


AGIとは?

AGI(汎用人工知能) とは、特定のタスクに限らず、人間と同等以上にさまざまな分野の問題解決ができる人工知能のことです。現在のAI技術(LLMや画像生成AIなど)は、特定の領域に強い「特化型AI」とされていますが、AGIはその枠を超えることを目指しています。


AIの学習と「レシピ」の議論

Kazemi氏は、AIが「レシピ(手順)に従っているだけ」という批判についても反論しました。「1兆個のパラメータを持つニューラルネットワークの学習内容をすべて説明することは誰にもできない」と述べ、科学的手法も本質的には「観察、仮説、検証」というレシピの繰り返しであると指摘しました。

さらに、優れた科学者の直感も試行錯誤の積み重ねによって構築されるものであり、AIの成長プロセスもそれに似ているとしています。


今後の展開

Kazemi氏は2024年10月にOpenAIへ入社した新メンバーで、AppleやGoogleなどの主要企業での開発経験があり、技術的な信頼性も高い人物です。なお、OpenAIはMicrosoftとの契約において、AGIに関する条項の削除を検討しているとの報道もあり、事業的な意味合いが注目されています。

AGIが本当に達成されたのか? 今後の発表や技術の進展に目が離せません。


AIオンラインアカデミー管理人からの一言
AGIはまだ「遠い未来の話」と思われがちですが、AIの性能向上は想像以上に進んでいます。今後もAI技術のニュースに注目しながら、皆さんもAIスキルを学び続けていきましょう!

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